マーク方式の試験を制するコツ ~Message~

マーク試験のコツを覚えよう

 

マーク式テストの「良し・悪し」、「賛成・反対」は別にして、

現実にマーク式テストが行われているのですから、その特徴を整理しておきましょう。

記述式と異なることとは?

当然、記述式テストと異なり、「絶対の正答」があるのが、マーク式の特徴です。

 

採点による曖昧さは許されませんから、この「絶対」をいかに発見するかが問われます。

わかりやすく言えば「答えは1つしかない」のです。

その正答の根拠や理由付けが必ず「課題文」・「設問」の中にあるのです。

 

だから、「設問から入れ」という指示・指導法をする塾・講師があるのです。

設問が要求している答えを「発見する技術」を磨けという指導法です。

 

この「テクニックで解く」という方法を、下級生の段階からやっていると、必ず行き詰ります。

学力が伸びないので注意しなければなりません。

高校2年生以下になると、模擬試験などで「試す程度はいい」のですが、テクニックばかり強調する集団塾の講師の指導には気をつけてください。

学習は、丁寧にきちっとする。

勢いで行くのではありません。

マーク式の特徴を抑えよう!

マーク式はコンピューターに入力して採点をしますから、画一的「解答用紙」が用意されます。

 

解答カードにあるマークを塗りつぶす作業が要求されますから、「マークミス」「転記ミス」がおこる危険性があります。

 

自分では、しっかりマークしたつもりでも、「1行間違えていた」「マークが薄くてコンピューターが読み取れなかった」というミスが発生し、「自己採点」とは大幅に得点が違ってしまう例があります。

 

「読み取り機」がありますが、LEADESTのような個別指導塾は不要ですね。

 

神奈川県・東京都の高校入試では、今年からマーク式を採用するそうですから、よほど留意した指導と訓練が必要です。

実力があっても、形式になれない人は失点するでしょう。

ここがマーク式の怖いところです。

 

学校ではやりきれませんし、中学の先生たちは、マーク式のノウハウにもテクニックにも精通しているともいませんので、LEADESTの指導を受けてください。

 

マーク式の受験テクニックは、一朝一夕でマスターできるものではありません。

ましてやマーク式の指導法は、蓄積したテクニックのノウハウが要求されます。

記述式テストとは全く違うのです。

 

高3・中3の生徒はマーク演習が必須です。

得点差がつく前に準備して下さい。

出題形式に精通しよう

統一試験ですから「時間の制限」があります。

 

だから、あらかじめ、教科別に「出題形式」を学習しておく必要があります。

 

ぶっつけ本番では、絶対に高得点が取れません。

2020年に大学入試センター試験を変更させるのですから、今年の形式は、昨年度を踏襲するとみてよいでしょう。

制度の変化がある時は、難問・奇問も出題しないのが通例です。

 

スタンダードに学習し、70%の成績を収まれば、出願大学の見通しがきくはずです。

まず「70%」の獲得です。

 

神奈川県の県入試テストの傾向は読めませんが、昨年度の過去問や模擬試験を参考に分析して対策を立てましょう。

LEADESTは、新傾向のための対策会議をしています。

入試の出題範囲となるものとは?

 

出題範囲は「教科書」です。

 

大学入試センターの事務局は、文科省の指導の下ですから、学習指導要領から逸脱した出題はできないのです。

 

神奈川県の高校入試も同じです、県教育委員会の管理下になるテストですから、通常の授業で扱う指導の範囲を超えて出題することはできないハズです。

 

だから、中学1年から3年までの「学び直し」を徹底して下さい。

範囲外からの出題をアピールした問題集に振り回されないようにしてください。

 

しかし、私立大学・私立高校はその範囲ではありません。

私立は採点に「学校の個性」をつけますから、記述式が多いですね。

マーク式を採用している学校は、受験者が多いところです。

作問者の意図を知る。

実は、「マーク式の作問は非常に難しい」のです。

 

いろいろな条件をクリアして「作問」しますから、マーク式の出題は難しいのです。

 

例えば、国語の評論文・物語文の設問を見てください。

文字数がほぼそろっていますね。

5択なら、同じような文字数で設問を5つ作ることが要求されます。

その中に、微妙に異なる表現をして「誤りを引き出す」ような、スレスレの文章を作るのです。

これは、解答する以上に作問者には「難しいテクニック」が要求されます。

 

賢い受験者は、この微妙なところを簡単に見破ってきますから、最近は「設問を長文」にして混乱しやすいようにしていますね。

ここは、出題者と解答者がしのぎの削りあう箇所です。

 

少々、プロの話になりましたが、こうして試験問題が作られているのだということを知っておくことも勉強のうちです。

大切なのは、「確実に得点する」姿勢

全体を見て、得意なところから「確実に得点する」姿勢を作ることです。

 

「徹底してマーク式テストに慣れろ!」

「マーク式の回路ができるまでやり切れ!」

 

といってきましたが、テスト用紙が配布されてから慌ててもどうしようもありません。

 

問題をサラリとみて、「さて、どこから手をつかるか・・・」と考えて、一番簡単で「点数を稼ぐことができる問題」から始めるのが良いでしょう。

ラクな問題から解くクセをつけましょう。

 

英語の長文で、難しいところから手を付ける受験生は、必ずやりきれないで後悔するでしょう。

 

数学では(1)の問題は、一番簡単な問題ですから、まず(1)を全部やってから、解答しやすい(2)の問題から解き始める人がいますね。

解答にはストーリーがありますから、滑らかに解答できるところから頑張るのが高得点を取る常識です。

 

「見直し時間を確保する」必要がありますから、相当のスピードで「解答を作る」姿勢ができている人が有利です。

 

この回路ができるには1か月必要です。

片手間にマーク演習をしてもコツが見えてきません。

インターバル演習を取り入れよう

常に新鮮な問題でインターバル演習をすることです。

 

受験者は若いので、一度やった問題は「解答を記憶」してしまいます。

マーク式テストの場合は、何度も、同じ問題を「復習する効果」はありません。

 

ここが難しいところですが、マーク式の場合は、常に新鮮な問題にあたるのが最適なのです。

 

しかし、受験産業の各社が、競って商品化している問題集にも限度があって、試験日直前には、ほとんどやり切ってしまうはずです。

 

そんなことを頭に入れて、問題を分割して「インターバル演習」をすることを勧めます。

 

この問題なら何分で回答できるか。その感触を持っておくことです。

 

時々、時間を図って、全問を通してやってみて、自分のペースを作るのもよいでしょう。

スポーツや音楽・演劇と同じ要領です。

「気力」と「体力」も大事

長時間の試験に耐えられる気力と体力をつけることです。

 

結局、受験は気力と体力の継続性の勝負です。

 

カミソリのような鋭さよりも、長時間緊張をたもつことができた人が勝利します。

 

そして、「気分転換」が上手にできることが重要です。

 

センター入試の当日だけ考えても2日間です。

休息を上手に取れて、食事も排便も円滑にできるように訓練しなければなりません。

 

マーク式の回路を作ることは、すべてのこうしたことを指して言うのです。

 

入試センター試験には2面あります。

 

1つ目は「学力到達度」を調べる役割です。

2つ目は「大学選抜」の役割です。

 

マーク式で試されているものをしっかり理解して頑張ってください。