「新テスト=共通テスト」に対応するプレテストが、11月13日(月)~24日(金)を基準として、全国的に実施されます。
都道府県によって、対応のかたちが異なりますが、当初は、5万人規模で実施するといっていたのに,7万人規模になり、今や、実質的にどうなっているのか。
文部科学省以外では、数字をつかみ切れていない規模になっています。
現高校2年生も対象のプレテスト
「現在の高校生の私には関係がない」と思っていた人が多いと思いますが、プレテストの受験生は、「数学・国語は2年生」が対象。
「社会・理科は3年生」が対象です。
どんな問題が試行されるのか、課題が多いので、どのように採点され、評価されて行くのか。
「英語」は、11月には実施されません。
多分、課題が多すぎて、準備が間に合わないからでしょう。
英語のみ、2月に実施されることになると思います。
「英語:4技能の学力」をはかるといっても、しばらくの間は、民間業者テストと大学入試センターが実施する「現在のテスト」が並行実施されるのですから、どのように整理されて行くのか。
受験生を持つ目で注視しています。
LEADESTの塾生の中には、プレテストの受験生がいると思います。
塾生が「問題を持ち帰ることはできない」かもしれません。
が、心配無用です。
各都道府県や受験業界では、即刻、問題を入手・分析し、出題の方向や指導法について研究が行われるはずです。
当然、私には入ってきます。
塾生で、中学3年生以下の人は、3年後、受験生になりますから、保護者を含めて、関心をもって見てください。
来年のプレテストは「ほとんど本番と違わない」ものになると予想します。
だから、今年のプレテストの位置づけは重要です。
しっかりこの「流れ」を知っていて、日常の学習に活かしていく必要があるからです。
プレテストの動向に注視せよ
私も、すでに、何回か発信していますが「記述式」が数学・国語で行われること。
それも、国語と公民の融合問題だとか、数学は条件付きの問題が出されるとかですね。
慣れるまで大変ですよ。
このほかに、「正解が1つではない問題」・「段階値評価」など・・・採点の仕方も、今度のプレテストで実施され、実験されるテーマです。
初めて「自己採点」も含まれますから、テスト時間は、2時間半程度になるかもしれません。
とすると、授業時間内で実施することは困難ですから、放課後に特別時間を設定して受験させる学校もあると思います。
しかし、学年全体が受験するということではないかもしれません。
プレテストですから、学校の対応は、それぞれ異なるからです。
「共通テスト」は課題が多いテストです。
私は、学校が戸惑い・生徒が混乱することを恐れています。
あまりにも不明なことが多いです。
「なんとなく、どうにかなるだろう」という程度で、生徒の一生が左右されたり、実験材料にされされたりしては困りますからね。
「受験料」が、現在のままで間に合うとは思いません。
確実に「値上がり」するでしょう。
コンピューターで受験する(CBT)には、まだ時間がかかるでしょうが、タッチパネルには慣れておく必要があります。
英語の「4技能」を請け負う業者テストも、「どのテストを受けたら得か」という議論になるでしょう。
出題と採点が、どのテストも「平等」ということはありえないからです。
英語の学力格差が拡大するのは当然です。
LEADESTが、いち早く「英検会場になる資格」を取ったのは賢明です。
前川代表の先見の明です。
これを、定着させる必要があります。
そのためには、受験生が多いことが必須です。
LEADESTの塾生は、ドンドン受験し、最新情報を確保するべきです。
塾生でなくても、友人を積極的に誘い、分析会を実施するといいでしょう。
プレテストは国公立大学の志望者ばかりを対象としていると考えてはいけません。
2020年以降も、全国の私立大学が、この「共通テスト」の得点を利用するのは必須です。
現在の「センター方式」は拡充されるでしょう。
なぜなら、私立大学はこの共通テストを利用する方が、大学が経済的にも、手間的にも有効だからです。理由は言いませんが本当です。
だから、今年の受験生も、これからの受験生も、この「プレテストの動向」に注視する方が賢いです。
私は、LEADESTのメッセージを通して、これからも流していきます。
質問がある場合には、前川代表にお寄せください。
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