センター試験の結果が出たら、すぐにやるべき3つのこと

入試センターテストが終わりましたね。

 

目標点に達した人。喜んだ人。

残念だけど、達成しなくて大泣きした人・・・

 

自己採点をして、いろいろな思いに駆られていることでしょう。

いやいや、これは入試の入口です。

半分終わっただけです。

一息つくより、あと一か月後に本番が待っています。

今回は「これからやらなくてはならないこと」をまとめてみましょう。

 

(1)出願校・学部・専攻を決定して、出願手続きをする。

①出願校は、志望校とは違います。

センター試験で取った点数を基点として、「現実的」に出願手続きを取ることです。

 

②予定通りの得点を取れた人は、学部・専攻の出題傾向にそって、「過去問」を中心に演習問題を1つでも多く解いてください。

 

③予定より沢山の得点を取れた人は、出願校のレベルアップを狙いたいところですが、「2次試験のレベル」をしっかり見極めて冷静に判断してください。

 

④大きく得点を減らした人は、「大泣きすることを止めて」、自分の志望にそった出願校を再選択してください。

『傾斜配点』がありますから、高得点がとれた科目をそろえてみると、意外にがっかりする必要がない場合が多いです。

 

⑤2次試験まで、1か月しかありません。

「1日が10日の価値」がある期間です。早く出願校を決定し、次の受験態勢に入った人が合格します。

 

⑥WEB出願が増えています。

慣れるには難しすぎますが、曖昧にしないで、しっかり問い合わせをして、「手続きミス」がないようにしてください。

 

(2)出願校の決定は過去問を見ること

①思いこみで出願したら失敗します。

必ず「過去問」を見て、自分との相性を確認してから決めてください。

大学・学部には出題者のクセ・傾向があります。レベルが同じ大学だからといって、同じような出題傾向ではないのです。

 

②記述式の出題が多いですが、大学・学部では解答用紙に収まるように答案をつくることが要求されます。

解答用紙をはみ出したり、読みにくかったりするとしっかり採点してもらえないことがあります。

指定されたことを厳守です。

 

③家庭の経済状況を見て、出願校を決めるのも重要なことです。

自宅から通学できる大学である、全国どこに行ってもいいとか、暖かなところ、寒いところ、将来住みたいところなど選択基準を見極めて出願してください。

 

④私立大学の受験日と絡めて、無理がないスケジュールで選択してください。

国公立大学の2次テストまでの期間に、私立大学の受験が重なってくる人が多いですね。

私立大学の「地方受験」を上手に利用してスケジュール管理をしてください。

移動日が多いと疲れます。集中力を失います、注意してください。

 

⑤「受験生の宿」の手配を怠らないようにしてください。

自宅からの受験でも、試験場までの経路を確かめること。

ホテルから受験する人は、絶対に遅刻しないルートを事前に決めてください。

 

⑥「孤独との闘い」です。

できるだけ学校・塾・図書館などで、「受験仲間との情報交換」をしてください。

自分だけの世界に閉じこもってしまわないことです。指導者は、この時期こそ「声かけ」をしてやってください。

センター試験を失敗した程度で大泣きさせない指導が重要です。

「立ち直る力」を大切にしてやってください。

 

(3)センター試験後の主な流れ

①いま、「自己採点の集計表」を、ベネッセと河合塾に集めていますね。

この2社以外は、この基本作業をやっていません。だから、他の受験産業は、この集計結果の動向を見ながら、情報を発信していきます。

モニターを使って、いろいろな予測情報を流す予備校がありますが、それがどんな流れの中で行われているかを理解しておきましょう。

煽りに乗らないこと。

過剰に反応しない冷静さを保ちましょう。

 

②この「データの収集結果」を分析・受験生用に加工した情報は、逐次インターネットで流されますが、まず「自分自身の得点」を正確に把握しておくことが基本です。欲目はいけません。

「受験の根拠」になりますからね。

ベネッセは「コンパス」・河合塾は「バンザイ」というシステムを使って受験情報を発信します。

多くのマスコミ情報の根拠です。

 

③1月24日(木)に、<ベネッセ・駿台>と<河合塾>は、受験した生徒を持っている高校を対象として全国で「報告会」を実施します。

データの分析解説・動向の説明です

「個人別の帳票」は、別途学校宛に送付されています。

 

④データ分析のポイントは、それぞれの大学・学部・専攻別の志望者の人数、順位、合格可能性の判定が出されるところにあります。

「自分は、志望校の受験希望者の何番目に位置しているか」「もし、出願を変更するとしたらどこが適切か」などのアドバイスがされます。

 

⑤この「判定知」は、どこまでも参考ですが、A・Bの判定が出たところは、2次試験次第といっても、大きな失敗がなければ合格確率が高いです。

「C」の判定が出たら、Cの上位なのか、Cの下位なのかに注目します。

まさに「逆転もあり」の2次学力の勝負です。

 

⑥D/Eの判定が出ると出願が厳しいと考えてよいでしょう。

出願校の変更も視野にいれて検討することが要求されるでしょう。

しかし、数学など「得点を稼ぐ教科」で逆転もありますから、出願校の決定は慎重に見極める必要があります。

 

⑦東大は、センター試験は4分のⅠに圧縮されますから、まさに2次学力の勝負になります。「圧縮配点」・「傾斜配点」を含めてデータを分析するとよいでしょう。

 

受験は「判断の失敗」が許されないことです。

一番悪いのは「わかったつもり」になっていることです。何度繰り返しても、間違いがなければいいのです。特に、「手続きミス」をしないことです。

もう一度、身辺をチェックして後悔がないようにしてください。

 

一番大切なことは「体調を壊さないこと」です。風邪をひかないこと、必ず火が入ったものを食べること、運動不足にならないこと、気分転換をしっかりやることです。

頑張ってください!!!!