夏休みにどうしてもやっておきたい3つのこと

夏休みに入りましたね。

 

学力の差がつくのは、学校がない期間ですから、自己コントロールが大切です。

長期休暇を「目的をもって」過ごすことにしましょう。

 

中学1年生が、大学に進学して卒業するのは「10年後」ですね。

この時、世界も日本も、どうなっているのか予測つきませんが、ハッキリしていることは1つです。

 

学力をしっかりつけて、どんな環境でも生きていける逞しさを、習得することです。

 

そこで、この長期の休みを有効にするために、3つのことを提案します。

 

①「書く力」・「記述力」をつける

一日の活動記録、考えたこと、見たこと、感じたことを文章にして残すことです。

新聞の「投書欄」「身の上相談欄」「社会面の事件」に載っている「さり気ないテーマ」で結構です。

小さなことから「書く習慣」をつけてください。

3日坊主にならないように、定期的に講師の方に観てもらいましょう。

 

そこで書くポイントです。

①必ず、「いつ」「どこで」「誰と」「何を」「どうした」という5点に触れることです。

私たちは、日常会話では「私」とか「あなた」とか、「皆さん」という主語を外しています。これは、日本の伝統的な文体ですが、ここを外したら文章が曖昧になります。

だから、文章化する時は、「主語」に注意して書きましょう。

 

②100~120字で区切ってください。

Twitterよりも短くても大丈夫です。

むしろダラダラと書かないことです。

主語と述語の関係に留意すれば、シャープで分かり易い文章になります。

その途中に、「、」や「。」を入れてください。30~40字が目途です。

安易に、接続助詞を使って文章を繋げないことです。つまり「し」「ば」「ので」「ても」「たり」「つつ」という繋ぎの助詞を使わないで書くことです。複文・重文は読みにくいからです。

 

③日記のようなノートをつくり、100~120字を「2回繰り返して」書いてください。

「行」を変えたり、「段取り」をつけたりしたら書き易いです。

なぜ、こういうかといえば、「共通テスト」の記述式への対応を考えるからです。

ここでは、80字~120字の記述問題が出題されます。これには「慣れる」しかないのです。

 

④私は、私立大学受験が専門だし、一般入試は「マーク式」が原則だから、国公立大の変化を気にする必要はないという意見もあるでしょう。しかし、私は「新しい学習要領」の定着状況を見て、2024年の入試からは変化が起きると、私は見ています。

それに、大学に進学したら、早速、リポートを書くことが必須になります。

「書く力」は一朝一夕でつくものではありません。

書くことに慣れるための学習時間だと考えて実行してください。

 

②「ネタ」「教養」「知識」をためよう

①得意ネタになる本を「3冊」読んでください。

推薦入試などで面接や小論文が出題される学校を受験する高3生は当然ですね。

高2までに、毎年「夏は3冊」と決めるといいです。

デジタル書籍がでています。

「青空文庫」はただで名作を読むことができますね。スマホの有効活用です。

 

②毎日、新聞を読んでください。

「いま社会で何が起こっているのか?」をチェックするのです。

案外、自宅で新聞を取っていない場合がありますね。

そんな人はデジタル版をスマホで読んでください。スポーツ欄だけを見るのではなく、政治・経済面の見出しだけは確認してください。

「8月までに起こった事件」に関連した出題が予想されます。

 

③君が志望する大学・学部のパンフレットを入手し、大学の設置目的・専門科目の特徴・研究分野・取得可能な資格などを見てください。

建学の精神などは、できる範囲で要約してください。

大切な語句・用語を拾っていくと、志望校と自分の適性が見えてくるはずです。

 

③夏の勉強のポイントとは

不得意科目を徹底して補ってください。

ここは、これまでに何度も繰り返していってきたことですが、秋になると焦ってしまいます。

大学受験も高校受験も同じです。

 

①1日の学習時間を記録に残してください。

1週間経過したら、教科別に「勉強した時間」を書いて、リーデストの先生にみてもらってください。

自分だけで「これくらいでいい」とう判断は危険です。

 

②1学期に学習したことを徹底的に復習してください。

中学で勉強した「英語」「数学」「国語」の3教科の習得具合を見るテストが高校1~2年生で行われるでしょう。

これは、私の予想にすぎませんが、全国的な「基礎学力テスト」が行われると思います。

今のところ、2023年までは、大学入試では使わないことになっていますが、推薦・AO入試では、必須になると予想しています。

 

③英語の勉強をしてください。

大学入試で英語を欠かすことはできません。だから、高3生は受験英語の習得に全力を傾けてください。

高2年生から「大学受験に使える英検」が始まります。

4月に「英検CBT・S-CBT」を受験する人は、高2の秋(2019年9月)に申し込まないといけませんね。

受験会場の手配の関係でしょうが、少し早い気がします。

そうした指導が入るでしょう。

高3になったら、検定を2回受験して、成績が良い方を採用することになっていますから、今から「検定に向けての対策」が必要です。

その第1のヤマはこの夏休みです。

4技能ですから普段の講座に「プラス」の対策が必要になります。

スピーキングの試験は難しいものにならないでしょう。

ネイティブの指導は必要ありません。が「慣れる」ことが大切になりますね。

 

立教大学は、取得したスコアは、2年間有効だと発表していますから、高1生も、準備を怠らないようにしましょう。