私立大学の「共通テスト」への対応(1)

私立大学は「共通テスト」に対して、どのように対応するか。

その情報が少しずつ分かってきました。

勿論、すべてはこれからですが、8月までに分かったことを整理します。

 

すべてをまとめきれませんから、細かくは大学・学部のHPを見てください。

 

進路相談は、LEADET の前川代表にしてください。  

 

推薦入試・AO入試の「名称が変更」されます。

①「AO入試」と呼ばれてきたものは、「総合型選抜」と変更されます。

出願は9月以降になります。

 

②「推薦入試」は、「学校推薦型選抜」となります。

出願は11月以降になります。

 

③この2つの選抜には

「小論文」・「プレゼンテーション」・「口頭試験」・「実技」 などがテストされます。

「共通テスト」の活用を必須化する大学もありますから、これからの情報に注意してください。

大学・学部によって異なるのです。

 

④いずれにしても「調査書」・「志望理由書」・「活動報告書」などを積極的に活用することになっています。

キーワードは「主体性」です。

総じていえば「評価される書き方」をマスターする必要があります。

これには練習が必要です。

採点者が「なるほど・・・」という書き方がいいですね。

現在の中3生からは全ての大学が「デジタル調査書」になりますから注意する必要があります。

 

2021年度入試で、今までに公表されているものを整理します。

大学ごとに違いますから、高2生以下の人は、志望する大学のホームページで確認してください。

学部によっても違いますから注意してください。

以下は、8月中旬までに分かった代表的な学校・学部です。

一番変化をアピールしているのは、早稲田大学ですね。

志望者は注意してください。

 

①これまでの受験の内容と「変更しない」と発表した大学

 ・慶應義塾大学  ・中央大学  ・東京理科大学  ・東京電機大学

 ・愛知大学 ・南山大学  ・同志社大学 ・立命館大学  ・関西大学

 ・近畿大学  ・西南学院   *関西の大学が多いですね

 

②英語の資格検定試験を「活用する」と発表した大学

 ・上智大学  ・・・全部の方式で得点化することを利用する

 ・津田塾   ・・・出願要件として「共通テスト」を受験していること

 ・東京農業大学・・・新しく利用することを決定(HPで調べてください)

 ・立教大学  ・・・全学部の日程で採用する

           個別試験の英語を廃止し、検定試験の結果を得点化する

 ・甲南大学  ・・・出願資格として「共通テスト」を植えていること

 

③「共通テスト」の活用を明確に表明した大学

  A 新しく活用すると表明した大学・・・ 学習院大学  上智大学

  B 共通テストを必須化すると表明した大学

     ・・・早稲田大学(国際教養学部・政治経済学部・スポーツ科学学部)

 

④「共通テスト」を利用することを廃止した大学

  北里大学・・・海洋生命科学部   早稲田大学・・・商学部

 

⑤個別試験を変更した大学

  A 総合問題などを実施する大学

    青山学院・・・個別学部の日程で確認すること

    早稲田大学・・・政治経済学部

  B  記述式問題を導入する・拡大する大学

    千葉工業大学・・・詳細は検討中

    日本女子大学・・・詳細は検討中

    ・摂南大学  ・関西学院  ・松山大学・・・詳細は検討中

  C 小論文・作文を新しく導入する大学

    ・流通経済大学   ・大正大学  *関東地域が多いですね

 

以上のように、未決定・検討中が多いですが、入試変更をした大学・学部について、詳細情報は、LEADESTの塾生の要望にそって、随時発信します。

 

例えば、早稲田大学・政治経済学部の情報発信を必要とする人は申し出てくださいというようにです。

 

今年は、指定校推薦で「合格したい」という動きが強くなると予想されますから、ご家庭でよく相談してください。