闘うこと・輝くことを忘れるな!

全日本フィギア選手権を見ていると、この「輝いている舞台」の背後にあるすさまじい闘いが見て取れます。

 

羽生結弦選手・宇野昌磨選手・高橋大輔選手、どの人をとっても感動します。

 

①肉体との闘い ②進歩していく技術との闘い ③ライバルとの戦い・・・

 

怪我を乗り越え、メンタルを鍛え、倒れてまた立ち上がる。

決して「妥協が許されない」。選手としてのありざまに心が動かされます。

 

今回は、選手から学ぶものを考えてみたい。

 

(1)肉体を鍛える。

競技スポーツの選手は「怪我」を避けることができません。

 

羽生選手も、高橋選手も、1年以上の時間をかけて

 

「復活のための努力」をしてステージに立ったと聞いています。

 

三原舞依選手は「闘病中」とも聞きます。

 

是非、舞依選手が「復帰」するように、みんなで応援エールを送りましょう。

 

 大学受験・高校受験・・・受験生は、いまが厳しい時ですね。風邪をひかないこと。

生ものを食べないことです。

偏食を避けて「戦える肉体」の持ち主であってください。

病身ではステージに立てないのです。

我慢している人がいることを意識してその分まで頑張ってください。

君に還ってくるエネルギーです。

 

(2)進歩していく技術との闘い。

フィギアスケートは、ものすごいスピードで「高速時代」に突入しています。

 

男子は、4回転半を志向する時代です。

羽生選手は「すでに技術が試合に使えるレベルに達している」と聞きます。

ジュニアの佐藤駿選手が試合で4回転を成功させています。

ものすごいですね。

女子は、浅田真央選手のトリプルアクセルは「すでに神話」になっています。

紀平梨花選手は、完全に技術をマスターしていますし、ロシアのトルソワ選手・シェルバコワ選手は4回転の技術をマスターして試合に使っていますね

 

なぜ、この高度な技術をマスターできるのでしょうか?

その一つの理由は、肉体をつり上げる補助器具の「ハーネス」があるからだといわれます。

これ以上に、先駆者たちが「開発した技術の映像」があるからだといわれます。

佐藤駿選手は、羽生結弦選手の「4回転を飛ぶ映像」を繰り返し観て4回転技術のマスターに役立たせてたと伝えられます。

これは、人工知能(AI)の「機械学習と同じ」です。

豊富な画像・データを記憶し、その中からポイントを絞って学習していく方法です。

 

今年のNHK「紅白歌合戦」でも、「美空ひばり」さんが「新曲を歌う」そうですが、これはAIの技術を駆使して開発した「新しい技術で創造した作品」ですね。

すでに何度かNHKで放映されていますから知っている人もいるでしょう。

 

これは、生前の美空ひばりさんの「豊富な資料・映像・データ」があって初めてできた作品です。

他の歌手では映像やデータが不足でしょうね。

 

私は「このAI技術が悪用されない」ように危惧しています。

怖い技術です。

受験勉強でも同じことが言えます。

過去問を擦り切れるまで学習すること。

テーマを変えて、いろいろな角度から「反復学習する効果」です。

受験を直前にして、中途半端だったこと、曖昧にしていたことを、繰り返し復習することで、新しい能力を開発していくのです。

 

(3)ライバルとの戦い

羽生選手は、「ライバルにネイサン・チェン選手がいるから強くなれる」といっていますね。

ライバルと競い合うことによって「自分自身が鍛えられる」というのです。

浅田真央選手には、韓国のキム・ヨナ選手というライバルがいました。

受験でも、これから人生を送っていく中でも「ライバルの存在」は重要です。

ライバルには「誇り」と「尊敬」が必要です。技術・知識を超えた人間としての共感と信頼があるから、お互いを認め合うことができるのですね。

 

平昌オリンピックでスピードスケートの小平奈緒選手が韓国の李相花選手と抱き合ってリンクを回る姿に私たちは感動しましたね。

競い合うこと・戦う相手があって「輝きを増す」のです。

 

君もライバルとして「存在を認められる人間」になってください。

 

受験でも同じです。

「どうしても負けたくない」という執念が昇華されて、向上心になり、学力を上げる力になるのです。

 

受け身になったら、潮流に飲み込まれてしまいます。攻める姿勢が大切です。