~Message~ Do you think you are clever? 「clever」はどう訳す?

ちょっと難しくなりますよ。

 

「新テスト」に向けて、中高一貫の中学入試が、ものすごく変化しつつあります。

今年の入試では、聖学院の入試の変化が話題になりましたね。

大学入試でも、これまでと出題傾向が変わってきましたね。

具体的には、講師の指導を受けてください。

 

さて、題名の英文です。

 

「あなたは自分を利口だと思いますか?」

 

“変なことを聞くなあ“と思ったらいけません。

これはレッキとした入試問題なのです。

ただし、イギリスの大学の面接に出題されたものです。

”なんだ関係ないじゃん”と思ってもいけません。

入試問題を作る人は、こうした問題からヒントを得ているのです。

実際に、今年の東邦大学医学部の問題は、これに近かったですね(自分で調べてみてくださいね)。

今後、この流れは止められないでしょう。

 

これが、2020年以降の「中2・中1の生徒」に出題される「大学別個別試験」(2次試験)のテーマになるかもしれないのです。

 

国公立大学入試改革で、いま問題にされているのは「センター試験」の改変についてです。

このことについては、別の機会に書きますが、大学別の試験がなくなることはないのです。そこでは「面接」や「小論文」をメインにするように文科省が指導していますが、その「面接」のテーマとは、このようなものだと予想していいのです。

 

そして、私立大学の流れは、すでに始まっています。

 

では、「Do you think you are clever?」といわれたら、何と答えたらいいが考えてみましょう。

 

「NO」、と答えたら不合格になりますね。

この大学で学ぶ資格ないという返事ですものね。

 

「YES」、と答えたら、それはそれでうまくはありませんね。

 

さてどうする…?

 

あくまで入試問題ですから、まずはきちんと知識とロジックを持っていなければいけませんね。そんな勉強をしてきた人と、全く手づかずの人の差は大きいですね。

 

ちなみに、この問題は、多少ひっかけがあります。

まず「クレバー:clever」のニュアンスを正確に読み取らなければいけません。

クレバーには、利口とか、うまくやる、とか、事を上手に遂行するという意味がありますね。そこに「善」はないですね。

 

西洋の童話に出る「キツネ」はClever foxと表現されますが、そこには何となく「ずるい」響きが残りますね。そこで「CleverにGood」を加えたらどうでしょうか。

 

それで初めてGood Clever=Wise(知恵、賢い)となりますから、面接では、Goodをつけて話したら、合格になると思います。

 

いかがですか。・・・自分らしい答えを考えてみてください。

 

このレベルまで要求される時代が来ていることを、今回は承知して欲しいです。