<入試で合格する生徒には共通点がある>
夏期講習を前にして、合格する生徒の共通点を3回に分けて書いてみます。
①漠然と授業を受けることなく、成績を上げようという強い意志があること
当たり前のように聞こえますが、実は大変なことです。
「この授業は退屈だな」という姿勢で受講する場合と、
「何かしら1か所でもポイントを稼ごう」というのでは、蓄積していけば大きな差になり
ますね。
「受験勉強の中で授業が生きてくる」と、逆説のようなところが重要です。
「授業をしっかり受けていれば、受験は大丈夫だ」ということではないのです。
②学校が休みの時に「差」がつく。これは恐ろしい事実です。
学校がある間は日常のルーティンが決められていますから、授業の受け方以外で大きな差
がつきません。
しかし、夏期休暇のように長い期間を自主的にトレーニングすることができる人は、非常
に少ないのですね。
自由時間になると、たるんでしまうのが普通の人です。
「生活のリズムを壊さずに一定のスケジュールを保つこと」、これを外枠から強制するの
も、一つの重要な方法なのです。
だから、塾の夏期講習に参加する意味も、学校の補習も存在意義があるのですね。
「差をつけられている」なら、この時期にそれを補うこと。
「差をつけたい」なら、これを機会にすることです。
そして、自由時間を利用して、本を読んだり、新聞雑誌から「受験に関係することを拾う
といいのです。イギリスのEU離脱のこと、ダッカ事件に関連して、途上国への開発援助の
ことなど、今年の入試に関連しますね。
③学校のテスト・模擬試験で解けなかったところを徹底的に復習すること。
「どこができなかったのか」
「何を理解していれば正解にたどり着いたのか」
など、失点した箇所の復習を夏休みの期間に行うことです。
特に、進研模試でできなかったところは「解説を見ながら」やり直してください。
このテストは、学習の範囲を段階を追って出題されるものだからです。
河合塾の模試は、入試問題から「逆算」してつくられています。
だから、模擬試験の特徴をしっかり理解して復讐することが大切なのです。
模擬試験は、成績結果にとらわれず、学習内容の視界「到達目標」のチェックに利用する
のが最適です。
④目標校を見据えて、自分に最適なテキストを選びましょう。
「目標校」と「志望校」、「実際の出願する大学」は、これから変わっていく人が多いでし
ょう。
私立大学を志望する人の意志が固まるのは、10月から11月ですね。
国公立大学の志望者は、「たかがセンター!!されどセンター!」ですから、最終的な出
願校は、1月の入試センター試験が終わってからになりますね。
しかし、目標大学のレベルの設定は。9月までに決まるでしょう。
そこで、目標とする大学を、「夢とか希望」ではなく、あと半年で、「どこまで行ける
か」という目で過去問をみて決めるといいですね。
むやみと難しい問題集を選択しては行けません。
自分の力より、ちょっと高いレベルの問題集を選び、着実にこなしてから、「その次」に
レベルアップするのがいいのです。
コメントをお書きください