受験は「明日に架ける橋」

どこに出願しようかな?

 

この出願でよかったのかな?

 

ライバルはどこに、いくつ出願したのかな?

 

結局、合格できるのはどこかな?

 

出願の土壇場になって迷っている人がいると思います。

 

思考に気をつけなさい。それは、いつか言葉になるから

言葉に気をつけなさい。それは、いつか行動になるから

行動に気をつけなさい。それは、いつか習慣になるから

習慣に気をつけなさい。それは、いつか性格になるから

性格に気をつけなさい。それは、いつか運命になるから

 

これは、マザーテレサの言葉だといわれていますが、出典は不明です。

しかし説得力がありますね。受験・出願でも同じことが言えます。

 

「考えたこと」→「言葉になる」→「行動になる」→「習慣になる」→「性格になる」→「運命になる」というリズムです。

 

では、これを出願先に置き換えてみましょう。

 

出願に置き換えてみると!?

出願校を5つ選択しなさい。それは、挑戦・実力・滑り止めの決意表明だから

決意は過去問で決めなさい。それは、自分の学力・可能性をはかる基準だから

基準値は希望で決めなさい。それは、成りたい自分の夢の大きさに繋がるから

夢・希望・愛を広げなさい。それは、明日に架ける橋であり・運命になるから

 

まず出願先に対する考え方(思考)に気をつけなければいけません。

プラスに考えるか、マイナスに考えるかによって自分の運命まで変わってしまうからです。

 

「なりたい自分像」が曖昧な人は、どのような大学・学部に進学しても満足した学生生活を送ることができないでしょう。

また、次の就職活動の時になって困ってしまうでしょう。

「なんとなく」の人は、企業では採用しないからです。

 

直近では、合格・不合格と「結果」ばかり気にしている人がいますね。

そういう人は

「合格しなかったらどうしよう!」

「進学先がなかったらどうしよう!」

と言う言葉が多くでます。

 

そのために、いまやるべき勉強に集中できないですね。

いつも不安の言葉ばかりで「やること=行動」が落ち着きを失います。

こういう人は考え方を変えない限り、何を助言しても無駄です。

 

逆に、「将来何になりたいか」「何をやりたいか」を考えて、受験勉強に集中している人がいますね。

思考が前向きです。

受験は「明日に架ける橋」だということを知っている人は強いです。

目的をもって勉強しますからブレが少ないのです。

毎日やることをやる。

そうして行動を習慣化しているのです。

こういう人には、結果がついてくるから、ドンドン先に進めばいいのです。

 

習慣というのは日常の行動が証明します。みていればわかります。

「勉強が気になっている!!」といいながら、スマホをいじったり、友人と長電話したりしているようでは合格できません。

これをアドラー心理学でいえば、行動の背後に勉強しない言い訳と誤魔化しがあるのです。

だから「行動に気をつける」ことです。

行動がいつか習慣になるからです。

 

あの人はしっかりした性格だといわれる人がいます。

軸がぶれない人は、受験が「明日に架ける橋」だということを知っている人です。

だから、今日やることをはっきりやろうと覚悟しているのです。

集中力といってもいいでしょう。こういう人を「凛」としているというのです。

 

凛とした受験生になってください。

 

いよいよ受験本番へ

さて、入試の本番に入りましたね。

3月までの長丁場です。フィジカル面でも、メンタル面でも真剣勝負の時間帯です。

言い逃れができませんね。

 

そこで、再確認することを5点書きましょう

 

①出願先を決めましたか。

出願先は5~6校選択すること。「挑戦校」・「実力相応校」・「滑り止め校」の3種類に分けて考えていますか。

国公立大では、センター試験の結果を見て、スムーズに出願できるようにレベルを考えて選んでください。願書がないということがないように注意すること

 

②私立大学では,推薦入試・AO入試で「募集定員の80%」を賄っている大学があります。

だから、一般入試の競争倍率は、通常の大学の偏差値レベルでは計れないことがあります。

滑り止め校だと思っていたところが難関校だったりします。ともあれ、必ず合格できる大学を入れておくと自信になります。

 

③入試カレンダーをもう一度見てください。私立大学は2月1日からの1週間に受験日が集中していますね。同じ学力レベルの受験生が拡散する日と、集中する日があります。

第一志望の大学・学部で「最適な受験日」を選択することがツボです。

国公立大の出願先は過去問を見て、1か月で65%以上得点可能な大学にしましょう。

最低得点が発表されていますから目安にしてください。

 

④受験会場への移動時間を考え、「受験生の宿」が必要な人は早く手を打ってください。

入試センター試験で受験票を忘れたら係官に申し出ること。

公共機関を利用すること。

自家用車・タクシーに乗って遅刻しても取り扱ってくれない大学が多いです。

障害のある人は事前に必ず連絡を取ってください。

 

⑤合・否の結果は、必ず学校や塾に連絡をしてください。

自分だけで受験しているというのは錯覚です。

「ホウ・レン・ソウ」が基本です。「報告・連絡・相談」の意味です。

受験は長丁場ですから、食べ物・飲み物に注意し、体調管理も試験の内だという自覚を持ってください。3月入試までありますから、途中であきらめたり、放棄したりしないこと。粘ることも才能です。

 

 

「習慣は第2の性格になる」(Habit is the second nature.)という格言があります。

受験生は生活のリズムを崩さないことが基本です。